一般常識としてもよく知られていますが、子供の身長を伸ばすためには、思春期までが勝負となります。
思春期は、声変わりや初潮など、いわば子供から大人になるための関門となる時期で、心身の変化が激しい時期でもあります。
一般に女の子で10歳頃、男の子で11歳過ぎくらいから思春期が始まります。
ただしここでよく注意しておかなくてならないのは、思春期前の子供について、「今は背たけが低くても、思春期になれば伸びるからいいだろう」と、現在の状況を放置しておくことが、少しでも我が子の身長を伸ばすという目的から考えるとマイナスにしかならない、ということです。
欧米人は、日本人に比べて一般に身長が高く体格も良いですが、中学生くらいまでは欧米人と日本人の身長の差は、実はそれほどありません。
しかし欧米人は、一般に思春期を迎える時期が、日本人に比べて遅くなっています。
したがって思春期が遅く訪れる分だけ、それまでの身長の伸びにプラスしてさらに長い期間身長が伸び続けるため、欧米の子供は最終的に背が高くなるわけです。
これは別の見方をすると、欧米人に比べて早く思春期が到来する日本人の子供については、「身長が伸びるラストチャンスである思春期が訪れる前に、どれだけ生活環境を整えて身長を多少なりとも伸ばしておくか」がポイントになるということなのです。
思春期前に食べ過ぎが習慣化して肥満児になってしまうと、生活習慣の乱れから思春期の早い到来を招いてしまう可能性が高まります。
そうなると結果的に、身長の伸びが十分に成されないまま成人になってしまいます。
インスタントラーメンやスナックなどの加工食品による食習慣の乱れや、環境ホルモンの影響も、成長ホルモンの分泌に影響を及ぼすことが指摘されています。
ここでは、大人になったときに子供が十分に背が高くなっていることを目指すなら、親としては「とりわけ思春期の到来前に、食事・運動・睡眠・ストレス管理といった成長に適した生活習慣をきちんと整えて、子供を順応させておくこと」が非常に大切だということを、よく覚えておいていただきたいと思います。
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